ちいさな漁師。

朝一番と言う名の夜中に連絡が来るのは、

何人かの友人と決まっている。

時間帯で大抵の予想はつくくらい規則正しく、

みんな面白くて、明るくて、よく働く。

 

お互いに脳内24時間勤務体制なので、

お日様が世界のどこを照らしていようとも、

国内組ならあまり気にすることない。

でも、海外組だとちょっと時差を気にするのが

我ながら”何のこっちゃ”ではある。

 

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そんな友人の1人から届いた香魚、鮎。

2歳の長男も大好物で大喜び。

しかも、

まだお水の中でパシャパシャと跳ねる命。

大きめのタライに移してあげると、

最初こそツンツンなんてしていた長男も

恐る恐る手を入れてみた?と思った瞬間!!

すでに片手で一匹捕まえており、

もう片方の手では一番いい場所を捉えていた。

しっかりと、でも優しく握っているのは見てとれ。

 

そんな息子の姿に私が一番大興奮!!!

一瞬の出来事だったけれど、

いやぁ、すごかった。笑。

満面の笑みでの”食べよっか!!”には感服したわ。

 

その後も水を抜く作業も一緒にして、

跳ねるのはどうしてかな?

動かなくなるのはどうしてかな?と話し、

一緒にグリルに並べる。

焼き上がりを待つ間も、

何度となくグリルを覗きにくるので、

触るのではないかとヒヤヒヤしつつも、

見るだけね!!と一緒にメイちゃん座り。

 

命を見守る目のなんとキラキラしてること。

 

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焼きたての素焼きでもいただきつつ、

3日目の鮎の甘露煮。

長男は鮎を捕まえたその手で今度は甘露煮を握りしめ

頭からかぶりついていました。

あの笑顔を見たらなんでも頑張れるわ☆

 

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貴重な経験をさせてくれた友人への感謝も

ここに記しておきたいと思います。

そのうちに彼も自分で釣るようになるかな^^。

 

粥川なつ紀