やっとこさーどっこいせ。

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所要時間30分。

たった、たった、

たーーーーったこれだけのことをやるのに、

どれだけの妄想期間を要したか。

 

この夏は色々なことが重なり、

7月初めからなかなかヘビーな毎日。

ひと月を過ぎた頃から壊れかけの感はあったものの、

止まれない今日この頃なので走っていたら、

突然のガス欠で即入院でした。

 

いかんね。

でも。

とても意味ある時間でした。

 

まずは、

人は水で出来てる。

OS-1と点滴は凄い。

 

点滴の針が針じゃなくてチューブで驚いたこと。笑。

昔は”針が痛いから動かしちゃダメ!”なんて言われて、

手枕でガチンと固定されていたけれど、

腕枕もなんのその。

そのままシャワーもどうぞ〜♪とな。

忘れて引っ張ってしまいそうなほど、

使い勝手が良いものでした。さすが。

 

次に、本が2冊読めたこと。

 

音楽好きに勧められていた小説、蜜蜂と遠雷。

本屋さん大賞みたいな本だとのことで、

気にはなっていたもののなかなか分厚くて。

音の描写に共感することも多々あり、

わたしは音楽が好きだけれど、

音楽だけが好きなんじゃなくて、

見えない世界を形にするのが好きなんだなと

改めて実感した時間でした。

 

もう1冊は、考えない冷蔵庫。

炊事好きとしては、

炊事の良し悪しは全てに通ずると思っているので、

自分のやり方を客観的に見るいい機会に。

これは生き方にも言えることだと思うのです。

人に見せられる冷蔵庫にしようと思いました。

 

とまあ、長々書いたけれど、

じぶんの健康第一は巡ってみんなの幸せだなと。

それが一番大事なことですよね。

そこまで無理していたとは思っていなかったけれど、

何事も自覚がないのが一番ダメ。

分かっているけど〜は分かってない!

肝に命じました。

 

入院中のある日の午後のこと。

若い女の子のすすり泣く声が聞こえてきました。

あ、怖い話ではないです。笑。

ほんとにウェンウェンと泣いていました。

傍では家族らしきひとが励ます声もしています。

どうやら、それまで彼女が頑張ってきたことに対し

じぶんの思いが叶わないとの医師の決定に泣いている様子。

 

聞くでもなく聞こえてくるその話に、

わたしも泣けてきてしまったのは、

負けず嫌いのわたしも何度もそう泣いてきたから。

 

どうにもならないことを受け入れないといけない時の

不安に対する心の持ち方や腹の括り方は

経験で覚えていくんだと思うのです。

負けを認めるというのとはまた違う、

自分を上手に舵取りしていく方法というか。

 

何があってもあなたの人生。

 

その子に対してそんな言葉が浮かんできて、

そっくりそのまま自分に返しました。笑。

そして、本を読むのをやめて、

とにかくひたすら寝ることにしました。

一晩で11時間寝た後に、

朝寝で4時間、

お昼寝で3時間、

また夜が来て10時間、とにかく寝ました。

 

体力は簡単には増やせないけれど、

気力は寝りゃ簡単に増えるなと再認識。笑。

やりたい事はたくさんたくさんあるけれど、

わたしはひとりしかいないし人生も1度だけ。

わたしにとって日々であり人生最大の楽しみである

ごはんを毎食美味しく食べたいから、

とにかくちゃんと良く寝ることにします。

 

あーーーーー

でも、でも、

あれもやりたい、これもやりたい。笑。

 

nacci