わたしの啓蟄。

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ことしは3月6日が啓蟄だそう。

 

きょう3月4日、ひと月半ぶりに外に出た。

陽の光がまぶしく頭がふわふわ、

すっかり落ちた筋肉ぷるぷる、膝はキシキシ。

すっかり伸びた腹の皮はタプタプぶるぶる。

すっかり春の白梅、くんくん。

 

姪っ子とおばあちゃんとそこまで散歩。

お雛様で、着物にシャンシャン鈴のお草履。

ご機嫌4歳、風とあそぶ。

 

彼女が纏うキャメルのウールコートは40年選手。

なんと、わたしの姉が生まれた時から現役さん。

姉、わたし、弟、

姉の子3人、弟の子2人の8人を冬の寒さから守り、

そして9人目のバッターは我が息子。

 

実はお着物も、

母の紬1着を女の子2人に母が仕立て直したもの。

お雛様の歌を4番までしっかり歌う彼女は

そんなことお構い無しに、食べて走って寝転がる。

 

いいもの、大切なものが当たり前にあるって

とてもいいなと改めて思う、春の午後。

 

ちょっと疲れた、わたしの啓蟄。

まだ出るには早かったみたい。

もうすこしだけ土の中へ。

 

nacci