ピカピカ名詩

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ふと立ち寄った本屋さんで、

表紙が出て並んでいたわけではないのに

背表紙のタイトルが目について手に取った本。

 

金子みすゞ、北原白秋、まどみちお、

高村光太郎、萩原朔太郎、宮沢賢治、

いろんな美しい言葉の世界が、

簡単な読み解きとともに載っていました。

 

この本が我が家に来てからは、

1歳8ヶ月の息子が絵本を持って来るタイミングで

1日に1つずつ声に出して読んでみています。

 

すると、なんということでしょう。笑。

 

わたしの心が穏やかになるのね。笑。

 

仕事について24時間体制だった時期には

岡本太郎のクレイジー格言的な一言本や、

本田宗一郎の短いコラム集など、

どちらかというとスイッチオン言葉!を

傍に置いておくことが多かったのだけれど、

現実よりも現実に寄り添う創造の言葉の世界は

心がスッキリして良いのかもしれないわと。

 

よく見ると斎藤孝さんの本とのこと。

情景や心情がいい距離感で見えやすい詩ばかりが

気持ちも耳にも心地良く読める順番に並んでいて、

さすがによく出来てるなと思いました。

 

息子の耳に慣れたらと思って手に取った本の

じぶんへの思わぬ効果に嬉しくなっている、

そんな今日このごろです。

 

政治家の芸術への介入で座り込みとか、

どーーーんだけ大昔話なんだよと思うことが、

実際にすぐそこで起きている今日このごろに、

おじさん達は心や言葉に飢えてるんだろうなと

憂てしまう朝です。

 

粥川なつ紀