子どもの頃から当たり前になっていることの1つに
季節のことがあります。
お正月の御節や春の七草にはじまり、
節分、ひな祭り、お彼岸に端午の節句と続き
七夕飾りや菖蒲湯に菊酒、お月見にゆず湯。
実家では子どもの頃から一年を通して
たくさんの行事がありました。
近年は自分でも梅を塩に酢に砂糖に漬けて、
らっきょうも漬けたり野菜を干したり、
お団子を作ったり果実酢を使ったり、
季節の手仕事も楽しむようになりました。
春は筍、山菜、稚鮎に
夏には毎日色とりどりの野菜を収穫、
ヤナ場では一人で鮎を何匹も頬張って、
秋には果物、芋栗南瓜、
秋刀魚に銀杏、キノコに落ち鮎。
そんな楽しみを今も続けられているのは、
その時期ならではのさまざまな喜びを、
子どもながらにも感じるようにと
楽しみながら続けてくれた両親のおかげだと
親になった今になった感じています。
そして受け継ぎたいなとも。
何事もやってみないと分からない
とはよくいうけれど、笑、
学びたいことはまだまだたくさんあるね。
粥川なつ紀