小学生とのコラボ演奏。

楽市ジャズ楽団では学校公演を行っています。

毎年春先にその年度の希望校公募をして、

秋くらいの時期に小中学校でのアウトリーチという形。

 

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先日は岐阜市内にある小学校で演奏してきました

こーもらんつ23は一般社会人バンド。

会社員にOLさん、お医者さんに学校先生、

市役所におまわりさん、ピアノの先生、ギターの先生、

社長にデザイナー、家具職人、など、

職種も年齢も楽器経験もいろいろです。

平日の午前の公演でもこうしてみんな集まるのは、

もちろん前もっての段取りや手配や努力あってのこと。

でも、

これからの時代にぴったりな働き方なんじゃないかと

わたしは思っていたりします^^。

 

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この日の学校はとても歴史のある学校で、

学校の活動として鼓笛隊演奏があります。

おまけに今の校長先生は音楽の声楽が専門、

そして担当の先生はジャズが大好き!という元気な先生。

子供たちの音楽芸術環境としては、

わたしが嬉しくなっちゃうくらいの学校です。

 

校長先生からの提案で6年生と共演したのは、

ドラゴンクエストの有名な「ロトのテーマ」。

わたしと6年生のみんなとの事前練習は

たった1回、しかも1時間だけだったけれど、

6年生のみんなの頑張りと先生方のご尽力で、

当日の演奏は練習の日よりも断然上手になっていて驚きました。

 

あとね。

 

ちょっとこっそり感激してしまったことがあって。

 

普段鼓笛隊のマーチングで演奏している曲ということで、

子供たちの中にあるテンポ感(慣れている速さ)というのが

いわゆるマーチの120BPMという速さだったのだけれど、

本来この曲が持っている良い速さかというと、

んーーーーーーーちょっとのんびりかな〜でね。

 

マーチングではないこの日。

みんなの上達ぶりに感心しこれは出来るなと思ったわたしは

リハーサル終わりにちょっとした仕掛けをしました。

 

”演奏って、楽しくなるとその時一番気持ちいい速さになるもの!”

”みんなも付いてきてね!お話が盛り上がっちゃうのと一緒だからね!”

 

楽市JAZZ楽団の大人を悪者にするつもりはなかったのだけれど、笑、

本来音楽はって決まった速さで演奏しなければいけないことはなくて、

ましてや練習通りにやりゃいいってもんでもない、本当は。

さらに、コラボなんてのはお互いの良いところを出し合って、

その化学反応を楽しむ為にやるものだから、ね。

 

さて、本番どうだったかというと。

さすが子どもたちは柔軟です、バッチリ。

快活なテンポで子どもたちの音も大きく生き生き。

わたしの読みもバッチリと独り言。笑。

伊達に15年いろんな子どもたちと演ってきてないなと自画自賛。

 

これが出来上がっている大人バンド相手だったら、

恐らくわたしはトライしていないです。笑。

うん、まずやらない。笑。

練習で試してみることはするかもしれないけれど、

本番にそれをぶつけることはないな。

だって、だってなんだもん。大笑。

 

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この演奏の後には久しぶりに有志でランチ。

10年かあとしみじみ思いながら、

ハンバーグカレーを食べました^^。

最後まで食べていた遅い子は私でした。笑。

 

nacci