暦の手仕事を。

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わたしが思うに、笑。

わが両親はなんでも出来る人たちです。

 

家電などが壊れると博学な父でさえも

“お母さんが直してくれるから”というほどの母。

今夏に甥たちが鳥の巣箱を作りたいと言ったときも、

祖母である母が指示、祖父である父は見守り隊。

 

物静かで多くは語らないけれど、

ともすると存在感を消す技を持ってる父だけれど、

父の一言には皆が耳を傾け納得し、

何か事があればおじいちゃんに聞いてみようという。

 

自然が好きで小さな頃から山に登ってきたのは、

父方の祖父の影響も大きいし、

粋であるとか躾については母方の実家の影響も。

日本の暦の行事も欠かさない両親なので、

衣食住色んなことから四季を感じる家だと思う。

 

そんな中で育ったわたしだけれど、

じぶんのやりたい事を好きなだけ出来る環境と、

何でも、して貰うばかりで大人になって。

周りは”見てたならできる”と言うけれど、

いやはや、そうもいかない。

 

昨年の初梅干しは梅酢を濁らせ、

焼酎消毒などをしながらなんとか乗り越えた。

梅酒もそろそろ飲み頃と言われたけれど、

わたしの瓶はなぜかまだ出てない感が満載。

ラム珈琲や果実酒は簡単で美味しくできたが、

今年のらっきょうはなんだかんだでほぼ母製、

わたしは見守っただけだから出来は間違いない。笑。

 

おばあちゃんの知恵袋なんていう言葉もあるけれど、

長く当然のこととして過ごしてきた暦の行事を

こうして改めて本で由来などと合わせて見ると、

暦の手仕事にはきちんと意味があるのだなと学びのとき。

しかも現代医学などでもきちんとした裏付かがあるとなると、

どうしてその時代にそんな事が分かったのかと不思議にも思う。

人ってすごいな、と。

 

慈しむとはこういう事だな、としみじみ思うひととき。

きょうは、ハロウィン。

日本でいうところの秋祭りみたいですな。

みんなが楽しいのはいい事だけどね^^。

 

nacci