10年ひと昔と申します。

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息子の顔によく似ている、

とわたしは思う蒲郡みかんちゃん。

でも家族のみんなはそうは思わないようで、

きっと見てるところが違うんだろうなと思ったり。

 

夢のように目まぐるしく過ぎる毎日で、

昨日ほんとうに久しぶりにFBを覗き投稿した。

息子の写真1枚とみんなへの感謝をこめて。

みんなの目には様々に写っているようで、

性別すら越える赤ちゃんって素敵だと思ったな。

 

時折ふと思い出す言葉がある。

 

“君の10年はどうだったかね、力を尽くしたかね”

 

ジブリ作品の”風立ちぬ”の最終シーンで

カプローニが二郎に問いかける、ひとこと。

ふと思い出すというよりは、

さっと肩を叩かれている感じかもしれない。

 

10代の頃にジブリ作品の中で一番たくさん見たのは魔女の宅急便。

いまでも見るたびウルッとくるのは、

魔法の力が弱くなってしまったキキが友人を救うために

掃除のおじさんのデッキブラシにまたがり、

ボワボワと全身の気を高めて大地を蹴るシーン。

 

いま思い出しているだけでワクワクしてくる、笑、

そういう若いパワーに満ちた感激とは違う、

生きることをテーマにした作品のことば達の重さは

当時大きな岐路に立っていたわたしには相当響いた。

 

この”それを知る人間からの一言”は、

“創造的人生の持ち時間は10年。

君の10年を力を尽くして生きなさい”

という映画中のカプローニのセリフを受けてのもので、

この言葉を聞いた時のわたしの心中は複雑で、

一言で言い表すならば、焦り、だったと思う。

 

でも、いま感じるのは、共感。

 

何も諦めているわけではなくて、

もうひとつ目が持てたら見えた、というか笑。

じぶんの人生の持ち時間には限りがあるわけで、

いのちをかけるという事を身をもって体験し、

近しい人たちが、突然に、またゆるやかに、

ひとりまたひとりと星になって見守る今日この頃、

じぶんを生きる以上に大切なことはなく、

その視界が10年なのかなと。

 

世界も変わる、

人も変わる、

じぶんの時も過ぎる、

0歳児が10歳になるころの世界は、

きっと週末旅行で月に行ってるだろう。

・・・昔そんなCMがあったな。笑。

 

さて、歩みますか。

 

すたすたマンボでゴ!

 

nacci