昨年のこの日は家にいました。
出産予定日まではまだ2週間あったのだけれど、
なんだかこの日はじっとしていた方がいい気がして
本番ひと月ほど前からみんなにステージを託す準備をしました。
昨年のジャズフェス当日の私といえば、
リアルタイムで送られてくるリーダーからの報告を
ドキドキしながら読んでいた覚えがあります。
まさかジャズフェス翌日から陣痛が来るだなんて思いもしないで。笑。
さて。
今年は個人的には2年ぶりとなる本番でしたが、
昨年も本番の1週間前まではみんなと共に練習をし、
全体のプレゲネもきちんと見届けてからの産休。
今年といえば5月のオーディションから動いていたので、
この日が2年も空いていた感じはしなかったのですが、
やっぱりステージというのは普通の場所ではないです。
遠のいてしまったステージ感覚を認めて、
「それすらも楽しめばいいさ!」と思えたのは、
メンバーのみんなとチラシの挟み込みをしていた時でした^^。
プログラムへのチラシの挟み込みといえば、
アマチュア時代に所属していた頃にやったきり実に15年ぶり。
なんだか楽しくて嬉しくなってきちゃって、
黙々と働くみんなの中で一人やたらとテンション高く、
何かが吹っ切れたという感じは確かにありました。
ステージ上でも時間の許す限り最後の最後まで練習。
楽屋でも余念のないみんなに毎度感心します。
本番の写真などはオフィシャルでお楽しみください。
フェイスブックにて”楽市ジャズ楽団”でご覧いただけます。
きっと音も聞こえてくるような写真です^^。
終演後。
いつもは集合写真はあまり撮らないのだけれど、
今年で卒業のメンバーもいるんだと思うとね。
前進する儀式として。
こちら学生のみんな^^♪
財団にて許可を得ているみんなの写真です。
可愛い可愛いわたしの娘っこたち、
なかなか細いフォローが出来ないできたのだけれど、
来年度からは体制を大きく変えるべく1年働きかけをしてきたので、
もう少しみんなの出番も増えると思う!
卒業のメンバーもまたいつでも遊びに来てね。
作曲家でピアニストの村井秀清さん率いるMerged Images。
村井さん作曲の「世界ふれあい街歩き」のテーマソングはやっぱり美しくてね。
この日は家族がリハーサルを覗きに来ていたのですが、
わたしが番組のファンでもありよく一緒に見ている息子は、
この曲が聞こえてきたときには手を叩いて喜んでいました。
なんと贅沢な楽しみ方^^!
万照師匠、宮崎さん、粥川のサックス3人が並ぶという
これまた珍しいステージとなりましたが、
日影さんの縦横無尽のベースラインに
新村さんのホスピタリティ溢れる細やかなドラムで
なんとも心地の良いステージとなりました。
ゲストのみなさまとパチリ。
昨年5月に急逝した楽市影のボス 本田副館長。
15歳も年上のちょっとお茶目なナイスガイは
誰からも見えない場所でも心配りができる懐の持ち主で
お互いに心の内をブチまけたりしながら!?笑、
10年間いろいろな相談にのってくれた先輩でした。
悲しくて悲しくて心が折れそうだったけれど、
本田さんに届けるつもりでやってきた1年でもありました。
1つの約束はもう果たせなくなってしまったけれど、
きっと今年のステージを見て許してくれるでしょう。
ではまた先に進みますか。
粥川なつ紀