8月はじめ。
「子ども芸術村10周年記念特別企画」で
”粥川なつ紀トリオ「音⇄絵」感性の交流”という
見えないものを描くアートキャンプを行いました。
この企画にはとても大切な思いがありました。
絵描きを夢見てデッサンに明け暮れていた高校生の私。
夏休みに通った美術ゼミも懐かしいです。
鉛筆や絵筆がサックスに変わって、
“気持ちや景色を、音で描き伝えたい”と願い
脇目も振らず音楽を続けた結果プロになり、
そうして演奏以外の沢山の喜怒哀楽も経験もし、
でもやっぱりやりたいのは“描く事”
活動を続け、おとなになるにつれて、
「子どもの頃にプロサックスに出会っていたら。」
「子どもの頃にこんな人達に出会っていたら。」
「子どもの頃にこんな友達に出会っていたら。」
そんな思いをたくさん抱くようになりました。
私は両親をとても尊敬しているし、
大事に育ててもらったことに感謝しています。
小さな頃から幅広く見聞きさせてもらったし、
面白い大人もわりとたくさんいました。
いろんな事に寛大な環境でした。
今になって両親やまわりの大人たちが
つくってくれた環境のおかげだと分かります。
だからこそ、子どもたちの未来のために
今の自分が出来る事をしたいと思っています。
それが「音⇄絵」でした。
絵を描く事が大好きで、
空想する事が大好きで、
自分の部屋は頭の中、みたいな。笑。
言葉に対して苦手意識があって、
子どもが嫌いな子どもで、笑、
自由に羽ばたけるのが絵と空想。
でもそれって普通の事だったんだなあと
今になって分かるんですよね。
感情は大人よりもたくさんあるのにも関わらず
それを共有するための”言葉”は多くは持っていなくて
だから癇癪を起こしたり歌って踊って喧嘩して。
全身全霊で伝えて大人を困らせるんだもの。笑。
そんな子どもたちのアウトプットツールとして、
臨床心理の分野では芸術療法などもあるけれど、
もっと日常的な解放の方法として遊びがあって
身近なことをきっかけにして
”ぼく大爆発ーーー!わたしも大爆発だー!!!”
と想像から創造する楽しみを体験してくれたら
子どもたちのこの先の何かしらの機会に、
きっと助けになると考えています。
ながい御託はそれくらいにして。笑。
いや〜〜〜〜〜〜楽しかったの!!
子どもってやっぱり柔らかい!!!
おとなってやっぱり固い!!!!!!笑。
でも自分が固いことを知るのは大事で、
どこかにその扉と鍵がきっとあるから、
それを自由に開け閉め出来る様になったら
おとなこども最高〜〜〜!!!ってなるはずって
これからの自分がまた楽しみになった^^♪
到着早々、おやつ作りの食料部隊!
着いて早々セッティングの音楽部隊!
子どもたちは森の音採集から戻って、
おやつの手作りスコーン。
手作りなのは食べ物だけではありません。
なんとステージまで完成!すごい!
ギター小川貴仁(右)
パーカッション荒川B琢哉(左)
川遊びから帰った子どもたちは、
大広間で昼寝。
マクロビごはんの3日間。
じぶんで散らしてね。
糯黍のポテサラが美味しかった!
アートサポーターによる、
ライブペイントのデモンストレーション。
トリオで「海」をテーマに演奏した時には
本当にひんやりと涼しかったの。
演奏を終えたら汗が凄くて驚いた!
プチフェスのよう!
特大イーゼルが出現!これも手作り!
子どもたちとの「音⇄絵」Vol.1
どんどん湧き出る色形。
アートサポーターはプロの絵描きさんたち。
いよいよ特大キャンバスに突入です。
生演奏から描く時間、私たちの演奏も本気です。
大人の筆もどんどん進みます。
70名の集中力で面白い空気感だった。
ひととき解放された大人たち。
夜には鑑賞とスペシャルライブ。
夜を待つひと時。
大人たちはもう一つの大イベントの準備。
ファイアーダンス×ライブ
もちろんどれもこれも本気のプロ!
朝6時台に子どもたちに囲まれるお兄さんたち。
帰り道。わたしのお願いで下呂温泉に立寄。
食べたかったのは、これ。温玉ソフト。
バレリーナ足指のB先生。笑。
B先生に献上のおんたま。笑。
足湯で疲れを癒し。
〆はケイちゃん。
そして仕事の為に急ぎ帰路についたBくん。
この後こっそり日帰り温泉に立ち寄った事は
ここだけの内緒です。笑。
「仕事」というみんながしている社会貢献を
自分の好きな音楽でさせてもらえることは
本当にしあわせなことだと改めて感じた
とてもいい3日間でした。
11月には作品展とDVD上映の予定もあります。
まだまだ夏は続くねー^^♪
nacci