2nd Album「KOSAMOTA DE HANAUTA」

タイトル: KOSAMOTA DE HANAUTA

発売日: 2008/02/11

商品番号: KSMT-002

価格: 2,500円(税込)

01. hiraita-hiraita
02. Greensleeves
03. Hummingbird
04. Polyuscko Polye
05. 餃子豆板醤
06. 散歩
07. うさぎとかめ
08. 安里屋ユンタ
09. ちょうちょう
10. はなうた
11. Waterloo Road

粥川なつ紀/Sax.Perc.Comp.Arr.
岡田治郎/Bass.Perc.Pf.Arr.
Produced by Kosamota Project

 

童謡と民謡がジャズのトンネルを抜けるとはなうたになった。
これぞまさに唯一無二のなつ紀ワールド。
野々田万照(熱帯ジャズ楽団)
“音”の持つ柔軟な力を伝えたい。
“音”の持つ景色を伝えたい。
やわらかくもたくましい粥川なつ紀のサックスが自然にうたう。

小柄で華奢な身体からは想像もつかないほどの「野太い音」。15年に渡るキャリアから裏づけされる 「確かなテクニック」。ジャズ界の逸材、岡田治郎氏による「天才的プログラミング」。そして何より彼女の想像力豊かな感性。童謡と民謡を題材とし全編で繰 り広げられる「なつ紀節」は、既成概念を遥かに超越した立派な「はなうた」になっている。彼女のひたむきな情熱と底知れぬパワーがギッシリ詰まったこのアルバムは、まさに唯一無二の「なつ紀ワールド」である。

野々田万照(熱帯ジャズ楽団)


素晴らしい!サックスの多重録音と打ち込みサウンドというテイストが他にない感じですね。サックスで オクターヴユニゾンというのもあまり聞いたことがなくて僕にとっては新鮮でした。童謡を取り上げたというアイディアも良かったと思います。記憶にあるメロ ディーに違った角度で新たな音楽を提供するのはやっぱり効果大ですね。あとナッチのオリジナルもメロディーが印象的です。今後もがんばって自分の音楽追求 してください!

鈴木よしひさ


水の中で遊ぶ絵の具の音。

イラストレーター てるきなたかみつ


地球上の人間達が忘れてしまった世界、コサモタランドから遣わされたあほかわいい珍獣コサモタ・ナッ チ粥川なつ紀が繰り広げる音世界!懐かしいメロディが摩訶不思議抱腹絶倒なコサモタサウンドに生まれ変わり、聴く者全てを包みこむ。いつの間にか体に染み 込んで、気がつくとハナウタを歌ってしまう。こうなったら、もうあなたもコサモタ人に帰ってしまっているのだ!

サックスプレイヤー 音川英二


岐阜でサックスを録音してから、ネット経由で東京の岡田に送り、それをもとに岡田がアレンジをほどこ し2人のコラボで創り上げていった作品だという。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと各種サックスにリコーダーまで加わり、曲によっては7パートにも及 ぶ多重録音による一人ブラス・アンサンプルになっている。プリズムで活躍する技巧派ベーシスト、岡田治郎がプログラミングを含む全てのバック・トラックを 担当している。収録曲は誰でも知っている童謡、民謡を中心にオリジナル曲も加えられていて、おなじみのメロディーがアルバム・タイトルの通りまるで「はな うた」のようにほのぼのとまったり演奏されている。粥川のサックスは女性らしい優しい音色で丁寧に演奏している印象を受け、それが童謡、民謡のようなわか りやすいメロディー・ラインそして多重録音によるアンサンプルになかなかマッチしているように思える。おもしろいのはブラス・アンサンプルが突然アヴァン ギャルドになっていったりする部分もあることだ。なかなか意外性のあるサウンドで、まったりした部分とのギャップが楽しめる。ジャケット写真や「ハナウ タ・ジャズ」といったコピーから想像されるよりも、実はもっと濃密で意欲的かつユニークな作品である。

Cyber Fusion 橋 雅人


自身のソロユニットプロジェクト『Kosamota Project』 の2ndアルバム。前作「コサモタでチャーリー 」では全面的にアレンジを岡田治郎に託していたが、 本作では彼女自身も加わり個性を押し出している。演奏はかゆかわ1人でソプラノ、アルト、テナー、バリトンと多種類のサックスを使用、 オーバーダビングでビッグバンドのようなサウンドに仕立てている。サックスはいずれもフル・トーンでよく鳴っており器用なところを見せている。オリジナル 3曲と童謡、民謡を取り上げているがオリジナルの出来がなかなかよく、 ”Hummingbird”でのハッピーな感じや、”はなうた”での美しいメロディーが印象的だ。かゆかわの実力を余すところなく発揮した意欲作。

Jazz Page 兵藤重世


“頑張ってなつ紀ワールドをもっと世に広めて下さい!僕も応援していますよー”

PRISM 和田アキラ


なつ紀ちゃんへアルバム発売おめでとう!またまた前向きで意欲的な作品だね。いつもながら、そのかわ いいルックスからは想像できないほどの硬派なサウンドで、サックスやジャズに対するガッツを感じさせてくれます。そんな、生真面目でストイックなサウンド の中で、今回はユニークな選曲がとても印象的です。こんな曲がこんな風になれるんだという、驚きが次から次にやってくるのには驚かされました。このアルバ ムをきっかけにした活躍を期待しています。

熱帯JAZZ楽団 カルロス菅野


ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、複数のサックスによるハーモニーを中心に、スリリングなベース ラインやカラフルなパーカッションサウンドが心地よく絡む。バックグラウンドに散りばめられた日常の環境音は、どれも音楽的で映画のシーンが切り替わるよ うな楽しさがあります。さまざまな情景を描き出すトラック制作に、ZOOMの8トラックレコーダー「MRS-8」を活用して頂けているのがとても嬉しいで す。シンプルかつコンパクトで、インスピレーションが沸いたその瞬間に録音できる、このマシンの良さをよく分かっているのはきっと粥川さんの方ですね。コ サモタプロジェクトの第2弾となる本作は、いつの時代も愛されるタイムレスなメロディと、懐かしくも新しい和風モダンなサウンドが満載です!ラストの曲は いろんな部屋の空気感が混ざっていて楽しいですね。日常がミュージカル化している感じがステキです。そして聴く度に少しお腹がへります。(笑)

株式会社ズームArtist Relation担当 長友 崇之


サックス奏者粥川なつ紀のコサモタ・プロジェクト。前作は、あのチャーリー・パーカーを題材にコサモ タ流にちょっちょいっと料理してましたが、今回は「童謡」「民謡」をコサモタってみたらこんな楽しい事になっちゃいましたーーって感じでしょうか♪良く知 られた楽曲の数々をサックスを何本(一人で吹いたらしい)も重ねて、そこに岡田治郎氏とのアレンジが加わって、練りに練られているんだけれど、聴いてみる とシンプルだったりします。散歩をしている時とか、料理や掃除をしている時に、ふと口ずさむ鼻唄ってありますよね。そんな感じでふとでてくるメロディが満 載なので聴いていてほっと出来るし、暖かい気持ちになれますよ。楽曲によって出てくる民族楽器の数々(これも粥川の演奏!!)・・・これがまた本当に絶妙 なスパイスになっています。私的にはこれが、もの凄くツボだったりします。これぞコサモタ流!!またオリジナル曲も入っていて、キャッチー な<Hummingbird>なんかを聴くと、粥川の作曲センスの良さ(=一歩間違えるとダサくなりそうな楽曲を、キャッチーにしてしまうセ ンス)を感じ取ることが出来ます。爽やかでキャッチーな粥川の魅力が存分に詰まった[ハナウタ・ジャズ・アルバム]です♪

ディスクピア日本橋店Jazz担当 亀山 博嗣