2月も半ばを過ぎた先日のこと。
いつも穏やかで安定感抜群の生徒さんから、
こんな可愛らしいものをいただきました。
まあ、もうそんな時期☆と。
私以外は男衆の我が家では、
お雛様をお祝いすることなどすっかり忘れており、
危うく通り過ぎてしまうところでした。
どうやらひな壇になるらしいこの小箱。
心穏やかに作りたかったわたしは、
子どもたちが寝静まった午後3時にほくほく決行。
ほんの10分の作業だったけれど、
こんなに一つのことだけ考えたのも久しぶりで、
お雛様と一緒に大切な時間ももらったなと、
素敵な人たちに囲まれていることを
改めてしあわせに思いました。
こんな可愛い!
これを考える人たち楽しいだろうなぁ☆
会議は白熱するんだろうけれどね。笑。
そういえばと、
わたしの小さな陶器のお雛様を出してきて
並べてみまると、あら可愛い☆
赤い毛氈が必要だわ。
金屏風がもう一つあげればよかったな。
桃のお花も買わなくては。
と、なんだか1人ウキウキワクワク。笑。
普段は飲まない珈琲などをマグに並々と注ぎ
しばしの脳休めの時間となりました。
夜になると実家から父飛脚が飛んできて、
大きな漆の器にちらし寿司、
お鍋ごとの大きなハマグリのお吸い物、
あとは刺身盛りが届きました。
孫用にはサーモンを焼いてねと別皿も。
なんとなんとの母の愛。
娘はもれなく食べ過ぎました。
子どもたちをお風呂へ入れて出ると、
先に部屋に飛んで行った3歳の息子が
何やら飛び跳ねながら持ってくる。
え!?ケーキ!!??なに!?
振らないで!!まず置いて!!置いて!!
状況がよく飲み込めないままでも、
ケーキとなると必死のわたし。笑。
そのころ、
向こうの部屋にてしめしめ顔たる男ありけり。
名をば わがやのだいこくばしら なむいひける。
わかるよ!わかる!
わたしだって”えーーなにー!!嬉しい!”とか言いたい!
がしかし、だ。
現実をよく見るのだ!無理だ!1000%無理。
むしろその判断は悲劇の始まりでしかない。
とはいえ。
きょうはひな祭りと思い出し、
慌ててお店に立ち寄ったそうな。
有り難い有り難い。
おひとりさま用の、
いや3号で10センチはあったから2人用か。
食べられるお子さんなら4人かも。
いえいえわたし1人用〜♪ということで、
消灯後のお楽しみにと冷蔵庫で待っててもらいました。
案の定起きられるはずもなく、
再会のほっこりタイムは翌日の午後3時でしたとさ。
こうして誰かの優しさに心が解けたり、
居心地の良さを感じると、
どこかにおすそ分けしたくもなる。
いろんな人に手と目と心をかけてもらえる自分は
まだまだ子どもだなぁとも再認識した。
優しさって凄いなぁと思う。
わたしにできること始めないとね。
と、自分に声をかけてみたり。
粥川なつ紀