わたしのライフワークの1つに
子どもたちに経験を届けるというのがあります。
理由は至極簡単、
わたし自身がたくさん与えてもらって来た恩返し。
音楽監督講師を務める楽市ジャズ楽団は
11年前の開講当初は大人のための”講座”というものでした。
軌道に乗れば一般市民バンドとして独立する方向で、
ましてや子どもバンドなんていう手間のかかることは
決して前向きに動くような雰囲気はありませんでした。
でも、芸術文化の授業は減り、
体育祭だ文化祭だというと子どもはうるさいとか、
超高級住宅街田園調布にも子ども食堂があるほど
子どもに優しくない社会というのが現実。
楽市でも学校公演を積極的に行うようになって、
子どもたちの言葉にならない声を聴く機会があってから、
子どもビッグバンドはわたしの一つの夢になり、
11年を共にしその思いを汲んでくれた楽市ジャズ楽団は
“音楽でみんなの役に立ちたい”とメンバーが口々にいうバンドに育ちました。
11年といえば、そろそろ小学校も卒業だもんね。
大きくなるわけです。笑。
毎年夏休みに行うようになって5年ほどの
夏休み子どもジャズ講座を今年も開催しました。
今年はお盆初日の開催ということもあり、
熱意あるみんなが集まってとても充実した時間に。
トランペット講師の竹岡先生やトロンボーンの照喜名先生、
楽市の大人メンバーも参加しながら指導すること3時間。
最後にはアドリブソロも全員ちゃんと吹いてびっくり!
23歳で這々の体でアドリブデビューした私の苦労は!?笑。
でも、楽譜に縛られないけれども自分の内面が試される
こういう音楽もあるんだなって伝わってたら嬉しいです♪
6ヶ月の息子さんは大家族に守られにこにこ。
大人の手も多ければ子どもの手も多いです。笑。
午前の練習から夕方の講座、他メンバーは夜の練習までの
たいへんたいへん長丁場な一日でしたが、
楽器を持つと切り替わるもんだなと自分の脳に驚きつつ、
楽しい一日を過ごして私自身もリフレッシュできました。
旅に出たくて仕方がない毎日です。笑笑。
nacci