
靴をオーダーメイド。
念願です。
“自分だけの道”を歩くのに、
“自分だけの靴”って素敵だと思うの。
靴が本当に好きで一時は50足程あり、
一体何処へ出掛けるつもりなのだと
自分へ効きたくなる様な私でしたが、
持っているだけではモノに対して失礼で
意味がないなと思う様になり。
ちゃんと履くようにしたのが何年か前。
すると、
“足がよろこぶ靴”みたいな感覚の靴を
あまりもっていない事に気付いたの。
ちょうどその頃、
わたしが子どもの頃からみている“父の黒靴”は
オーダーメイドだったという事を知って。
その“父の黒靴”は
母が楽しそうに磨いていた印象がとても強くて
汚れているのはあまり見た覚えがない。

それが“自分だけの靴”だったことを知って
その楽しそうな靴磨きも、
更には私の靴好きも、
そういうことだったのかといたく納得したの。
ならばと母と二人でお店へ出掛けると、
そこがまたとても素敵な空間。
それから1年。
やっとわたしの番が回ってきました。
型をとり、
デザインを決め、
待ちに待った仮靴合わせです。
なんだかちょっぴり背が伸びた気がする。
nacci