先日のこと。
ドキュメント監督のマイケル・ムーアさんの
新作映画を観に行ってきました。
世界侵略のススメというタイトル。
にしては何ともほのぼのとしたポスター。笑。
概要は告知の中にもあるように、
「世界各国の”素敵な常識”を集めアメリカに持ち帰る！」
というものだけれど、これがすごく面白い。
９０分にわたってどんどん出てくるのは、
「これが常識！？法律！？」という
驚くことばかりなの、本当に驚くことばかり。
どんどん、どんどん、出てくる出てくる。
ポスターや予告動画にあることだけでも
・有給休暇は８週間イタリア
・休日の部下への連絡が法律違反ドイツ
・給食はフルコースのフランス
・宿題は一切なしだが優秀フィンランド
・牢は一軒家で看守はなしノルウェー
面白い、すごく面白い。
劇中には頭ではわかっても理解できないこともあった。
人の命の尊厳については、
それがきっと正しいのだろうと頭では整頓できても
長年”常識に支配されてきた感情”が邪魔をして
すっと自分に落とし込むことができなかった。
”素敵な常識”を持ち帰るのが趣旨であるから
登場する人々は皆笑顔でとても幸福そう。
もちろんどこにも問題もあるのだろうけれど、
やっぱり全ての人が”笑顔”でいられることが、
世界の常識になっていったらいいなと思うよね。
EUの話もそうだけれど。
目の前のことに漫然と浸っていないで、
常になぜ？と思うことが大事だと思っています。
nacci