今思い出してもほっこりする、あの空気感。
週末は楽しいファミリーコンサートでした^^♪
赤ちゃんから人生の大先輩まで揃う本当のファミリーコンサート。
みーーんなが近い空気を吸って生活しているからか、
どことなく落ち着いた感がある客席だったなあ〜♪
わたしのオリジナル曲から始まったコンサートは
時代を超えて愛されている曲や
音楽好きなら知るスタンダードと言われる名曲、
ちびっこも結構いたので急遽リハなしでアニソンを演奏したり
世代にピンポイントのあの懐メロはやっぱり大正解!
ファミリーコンサートの大事なことは、
帰り道には家族みんなが”来てよかったね〜”と話せるような、
そんな居心地のいい時間を過ごしてもらうこと。
だから選曲はジャンルなんか関係なしね、
とっちらかってるといえば、とっちらかってる。笑。
でもね、自分の筋は通っているからいーのいーの^^。
10年前の私はファリミーコンサートというのが
どちらかというと・・・苦手でした。笑。
まずMCが大の苦手だったのが大きい。
自分のライブなら、
自分の曲を好きでいてくれるみんなの前で、
自分のペースで演奏をして
自分の曲について自分の思いを伝えるMC、
そんなものもまあ認められるけれど、
ファミリーコンサートはまずそうはいかない。
「世界の〇〇」などでない限り、
全世代が知っていて楽しめるということなどないから。
みんながほっこり出来るのはどんな話し方か。
初めて見る小娘に対して向けられた扉のどこに向かって言葉を紡げば、
みんなで奏でる音が心にすっと入っていくだろうか。
そんなことを考えながら出来るようになったのは、
NHKの生放送番組で3年間鍛えていただいたり、
テレビ番組の生放送でレギュラーをいただいたり、
ライブの場とは違うところで言葉の力をひしひしと感じたから。
あと普段のライブでは起きない事が起こるのも
ファミリーコンサートあるあるだね。
でもこれが醍醐味と言えるのも経験だわ。笑
良くも悪くも多種多様な現場を乗り越えてきた自負は有る。笑。
まだまだ足りないことだらけだけれど、
メンバーみんなが助けてくれるからね、大丈夫なの^^。
今回「地元愛」ということに関して感銘を受けたのが音響照明さん。
「素人だからプロみたいにはできませんから!」
と最初に勢いよく前置きされた(敢えて言おう)”おばちゃん”は
体型からして迫力があり照明担当さんとのこと。
それに対して小柄で控えめな”おじちゃん”が音響さん。
他にもこちらをチラリと見るだけで小忙しく作業する
何人かのおじちゃんおばちゃん。笑。
これは一癖あるぞと思ったのだけれど、笑。
話すうちに素敵な地元愛で集まっているのがわかって。
築年数で言えばかなり老朽化が心配される会場で、
でもそこは町唯一のイベント出来る大きな多目的ホール。
このコンサート当日も300名ほどが集まってくれたけれど、
町のみんなが頑張った何かを発表したり、
町の子供たちの発表会や演奏会、演劇舞台、
何をするにしても音響照明が必要となる。
・・・でも、モノもノウハウも資金もない。
「じゃあ、みんなで出し合って機材集めて勉強する!」
と”創造集団DO”という完全なる有志団体を立ち上げたのが
今から30年ほど前のことだというから驚き。
いや〜かっこいい田舎のおじちゃんおばちゃんだ!
そこはお互いが歩み寄りながら最良なものにするしかない。
始まってみれば音楽をよくわかっている照明のおばちゃん。
ジャズ曲でもピンスポットの場所もタイミングもばっちり。
音響のおじちゃんも”髪の毛一本分上げて!”などという
私のお願いにも文句も言わず上手に対応をしてくれた。
なんというか、、、、とても素敵だなと思ったの^^。
心残りなのが、
最後のMCできちんと皆さんをご紹介できなかったこと。
だからこの場で皆さんに伝えたい^^。
「かさまつ創造集団DO」はとても素敵!!
nacci