曽祖母の小豆。

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80代も半ばをすぎても畑に精を出す働き者。

いつも最高にピュアな笑顔で迎えてくれる、

大好きな可愛い可愛い義祖母。

たくさんの時間を生きてきて、

あんな純粋な笑顔でいられるなんて本当に素敵。

 

そんな義祖母が作った小豆。

ひ孫であるちっさい人のお節とおぜんざいに、

コトコト炊き始めました。

小さな小豆をザルで干したり選り分けたりと、

そんな姿を思いつつ炊いていると、

一粒一粒がとても愛おしくも思えます。

 

小豆の大きな粒は黒豆気分。

実家育ちの鳴門金時で茶巾絞りのきんとんと

しらすで田作り気分にそれから、

めでたい鯛は母の昆布締めから取り分けて。

芋餅を焼いて、おぜんざい。

 

ままごとみたいなお節の出来上がり。

その前に今夜は素麺で年越し蕎麦風。

今年は除夜の鐘を突きに行けるかな。

明日の朝は初日の出を見に山に登れるかな。

今年は兎にも角にも一瞬でした。

かなりバージョンアップした気がします。

そして、良く食べ良く飲み良く笑いました。

皆様のおかげです、本当にありがとう。

よいお年をお迎えください。

粥川なつ紀